こんにちは。
野方教室の柿原です(*^^*)。
夏らしい暑い日が続きますね🌞💦。
夏休み期間中も引き続き、教室内の換気や定期的な水分補給や消毒等を行い、熱中症やコロナウイルスの感染対策を行っていきます。
8月6日土曜日
瞬間冷却パックを作りました。
瞬間冷却パックは、パックを叩いて中に入っている水袋を破裂させると、中の薬剤と水が反応してすぐに冷たくなるという、熱中症対策にも使われる冷却グッズの1つで、一般的にも市販されている物です⛄
今回は感触や冷たさを感じれるよう、各自、エフでの実験用と、ご自宅で家族と一緒に楽しんでもらえるよう自宅用と2個作りました🏠。
まずは実験用と自宅用のフリーザーバッグに、それぞれシロクマやペンギン、アザラシなどの涼しさを感じるシールを貼って可愛く装飾していきます🐧。
次にフリーザーバッグに入れる水袋を作ります。
フリーザーバッグは透明で中が見えるものだったので、実験用は「赤・青・黄色・緑」の着色料の中から水に好きな色をつけました。
自宅用は水漏れがないよう、職員が予め準備した夏らしい青色の水袋を使用しました。
実験用の色水作りでは、
「どの色がいいかな~🤔?」「この色が好き!」
と、各々好きな色をチョイスして楽しんでいました🎵。
色水ができたら、ビニールの袋に水を入れて、口を縛ると水袋の完成です。
次に、フリーザーバッグに『薬剤』を入れていきます🧪。
この『薬剤』の正体は、『尿素』と呼ばれているもので、冷却パックの他に肥料や化粧品として利用されているものになります。
紙コップいっぱいに尿素を入れて、すりきり1杯分を準備しました。
尿素の準備ができたら、先程作った水袋と一緒にフリーザーバッグに入れ、フリーザーバッグのチャックの下あたりをシーラーで密封したら完成です✨。
実験前は生徒さんたち全員が、
「これぜんぜん冷たくないじゃ~ん(;´・ω・)。」「ほんとに冷たくなるの~?(ーー゛)。」
と半信半疑な様子でした💦。
さっそく実験用の瞬間冷却パックで体験をしてみます!
使い方はとっても簡単。フリーザーバッグ内の水袋をつぶして、振るだけ。
すると。。。
「うわっ😲。急にめっちゃ冷たくなった!!」「さっきまで全然冷たくなかったのに、どうして❕❓。」
水袋の中に入れた色水は全く冷たくなかったのに、急に氷水みたいに冷たくなりました🧊。
これには、生徒さんもみんな驚いていましたΣ(・ω・ノ)ノ!。
📚ここで今回のイベントの豆知識📚
瞬間冷却パックは、尿素が水に溶ける際の『吸熱反応』を利用したものになります📚
水に何かが溶ける際には、熱を放出する『発熱反応』か、熱を吸収する『吸熱反応』のいずれかが起きています。
尿素の場合は、『吸熱反応』が起きるため、水袋を破裂させると水に尿素が溶け出し始め、冷たくなっていきます。
(今回作成した瞬間冷却パックは5.0℃まで温度が下がることを確認しています❅。)
この吸熱反応は珍しいものではありません。下記の例のように身近なところで利用されています🔍。
🌟キシリトール入りのガムを食べると口の中がひんやりする。
(キシリトールが口の中の水分に溶ける際の吸熱反応)
🌟氷水に食塩を入れるともっと冷たくなる。
(食塩が水に溶ける際の吸熱反応+食塩が溶けることによる凝固点降下)
◎尿素の他に何が溶けると吸熱、または発熱するのか?
◎尿素や水の量によって温度変化に違いはあるのか?
◎市販されている瞬間冷却パックは、より冷たく長持ちするようにどのような工夫がされているか?
このようなことを夏休みの自由研究にしてみるのも、おもしろいかもしれませんね🤔。
今回はひんやり夏らしい制作・実験ができました❅。
今後も生徒さんが楽しめるようなイベントを考えていきたいと思います(^^)/~~~。